銀座を題材にした物語 その8

銀座を題材にした漫画(1)

『女帝 SUPER QUEEN』

倉科遼原作、和気一作作画による漫画である『女帝 SUPER QUEEN』は、芳文社発行の漫画雑誌「週刊漫画TIMES」に連載されました。単行本は全24巻。後に刊行された愛蔵版や廉価版では、副題をつけずにタイトルを『女帝』としています。原作者・倉科遼はそれまで男性を主人公とした作品を多く手がけていましたが、「女性が描きたい!」という思いから始まったのが本作で、それだけに思い入れが強いそうです。

ストーリー

主人公・立花彩香がホステスとして様々な修羅場をくぐりぬけながら成長し、後に「銀座の女帝」と呼ばれるようになるまでの半生を描いた物語。「女帝シリーズ」の第1作。 

銀座の三ツ星レストラン

登場人物

立花彩香:この物語の主人公。熊本で母・麻里子と母一人子一人の貧しい暮らしをしながら、麻里子が営むスナック「火の国」を学業の傍ら手伝っていた。高校時代は成績優秀で生徒会の副会長だったが、病で倒れた母を支えるために高校を中退し、店を継ぐことを決意。その直後、謙一が引き起こした不祥事の濡れ衣を着せられた上、謙蔵が金で事件を揉み消そうとしたのを拒否したことにより、麻里子が売ることを拒み続けた店も強引に潰される。さらに麻里子までも亡くなってしまい天涯孤独となるが、遺された麻里子の手紙から実の父が生きていることを知る。こうして自分たち母娘を捨てた尾上への復讐と、自分たちの人生を金と権力を振りかざして踏みにじった人々を見返すため、女を武器に男たちの上に君臨する女帝になることを決意して、単身大阪に出る。ミナミのクラブ「エレガンス」のホステスになり、そこで知り合った「ミナミの妖怪」と呼ばれる実業家・美濃村に見出され、女帝への一歩を踏み出すことになる。さらに女帝への道を歩むため、美濃村の勧めで上京。銀座ではクラブ「アマン」を経て、クラブ「佐和」のNo.1ホステスとなる。そして数々の試練を乗り越え、大阪時代から女帝への道を陰日なたで支えてきた直人をはじめ、佐和や尾上などの尽力もあり、ついに念願だった自分の店・クラブ「彩香」を開店させてママとなる。また原作では、新藤と結婚、年を取ったホステスがリタイアした後の生活に役立つようにと、小料理屋「立花」を作ったり伊豆の老舗旅館を買い取り仲居として働かせるプランを考えていた。なお、主人公・立花彩香のモデルとなった女性は、現在は生まれ故郷の熊本県で実業家として活躍している。

伊達直人:彩香を支える運命の男。原作漫画とドラマでは設定が全く異なる。大阪の暴力団(原作では菱和会傘下「室戸組」、ドラマ版では「銀龍会」)のヤクザで、女をナンパして売り飛ばす人身売買のような仕事をしていた。彩香に近付き、最初はいつも通り金を引き出させようとするが、純粋で一本気の性格と「女帝になる」という意思の強さに次第に惹かれ、彼女の夢を応援するとともに自分も極道界の頂点に立つ事を誓う。 原作では、対立する組長を射殺し逮捕5年で出所しナミ興産の専務として現れる。銀座に新クラブ設立し彩香をママとしてスカウトしに現れる。その後、昌代に刺されたり、菱和会の若頭権藤の関東の大翔組をも巻き込んだ陰謀で暗殺されそうになるが、改心した薫と彩香の機転によって陰謀が明るみに出て、権藤を倒し、菱和会の新会長となり、大翔組と円満に手打ちをする。ドラマ版では彩香を救うために銀龍会から追われる立場となり、大阪を離れてヤクザの世界から脚を洗う。銀座で佐和に拾われ、クラブ「佐和」の黒服として再スタートする。時には厳しく、また時には優しく、様々な場面で女帝を目指す彩香を助け、支える。だが、クラブ「佐和」の黒服となった頃から脳腫瘍に侵されており、彩香を悲しませないようにわざと冷たく接していた。その後、尾上が記者会見で彩香の父親だと名乗りを上げたのを見届けて黒服を辞めた。最期の死に場所として選んだ下田の貸し別荘で、残されたわずかな時間を彩香と過ごすが、彩香が娘・明日香を身ごもったのと入れ替わるかのように死を迎える。キレると大阪弁になるという癖がある。原作の新藤英ニの役柄も兼ねる。

登場人物その2

北條梨奈:彩香の高校時代の同級生で、貧乏ながらも才色兼備な彩香を当時から見下し、敵視している。父は民生党の代議士・北條照盛。政略結婚した謙一を総理大臣にして、自分がファーストレディになるという青写真を持つ。様々な場面で彩香を執拗なまでに罵り、嫌がらせをする。薫に倒産した父の建設会社を救うとけしかけたり、尾上が保証人となって、クラブ「彩香」の開店資金を不正融資をしているというスキャンダルを民主新生党の議員・袴田に体を売ってまででっち上げさせたりと、彩香を陥れるためにはいかなる手段も選ばず、男を利用し寝ることすら躊躇わない性悪な性格であるが、謙一に対しての愛情は本物で、彩香に対して全ての面で負けたと悟った時は離婚しようと弱気になったが、彩香が仲裁に入った事で謙一とやり直すことにした。原作では自分が政界の『女帝』に君臨する事をもくろんでいた。 また彩香に対しては、生まれと境遇以外では負けている事を苦労知らずのお嬢様である梨奈自身が一番分かっていたので、その反動から過剰に敵視していた。また謙一らからは、男なら政治家を目指せるほどの度量がある半面、勝気すぎると評されていた。

杉野謙一:彩香の高校時代の同級生で生徒会長をしていた。大手建築会社を営む熊本の名士・謙蔵を父に持つ。高校時代は彩香のボーイフレンドであり、彼女に対して恋心を抱いていた。高校中退を決意し、自分の元から離れようとする彩香を引きとめるために無理矢理求めるも、二人の同級生でもある梨奈に目撃された上、父にも知られるところとなり、彩香から誘惑されたと濡れ衣を着せて彼女を傷つけた。その後、梨奈と政略結婚させられ、上京後は尾上の秘書を務めている。結婚後も彩香への想いをずっと忘れられずにいる謙一に彩香の影を感じた梨奈からは常に尻に敷かれ、義父・照盛には利用される優柔不断で情けない男だった。しかしその後、彩香に何度も活をいれられる度、段々と政治家としての自覚を持つようになる。作中一番人間臭い成長を見せてくれる人物である。

藤本美奈:彩香がホステスとなった大阪時代の最初の店・クラブ「エレガンス」のママ。熊本から大阪に出てきたばかりだった彩香のホステスとしての才能を見抜き採用する。彩香にとっては夜の世界での最初のよき理解者。

美樹:元々クラブ「エレガンス」でホステスをしており、彩香の同僚となる。その後「アマン」、「佐和」と常に彩香の後を追い、片時も離れることなく仲違いすることもなく、常に味方として彩香を支え続ける。彩香にとっては唯一心を許せる生涯の大親友。

麗子:彩香が最初に勤めた大阪・ミナミのクラブ「エレガンス」のNo.1ホステス。彩香にとっての最初の敵でもあり、No.1の座を奪わせまいと彩香を辞めさせるべく虐め、挙句の果てには彩香の客を奪う。彼女を陥れる陰謀を仕組むために、やがて直人の兄貴分である銀龍会の香田とも肉体関係になるが、その計画も頓挫しクラブ「エレガンス」を追われるように辞める。ついには追い詰められ、彩香に硫酸をかけようと断末魔の表情で迫るが、彩香を庇った直人と揉み合ううち自らの顔に浴びてしまう。その後手術で何とか傷は残らなかったものの、水商売から足を洗う事となる。

銀座スイーツ三昧!

あなたが一緒に住みたいペットは?うさぎ?いぬ?ねこ?ハムスター?!はるひ野 賃貸があなたのワガママ受け止めます!ご相談ください。