銀座を題材にした物語 その5

銀座を題材にしたドラマ(1)

『銀座わが町』

『銀座わが町』は、ベテラン・中堅・若手の名優・人気俳優達が出演し、出演者が超豪華な顔ぶれなのも話題となりました。1973年4月4日から1974年3月27日の期間にNHK総合テレビジョンにて、毎週水曜日20時00分~21時00分の枠で放映されたテレビドラマです。作・小野田勇。ドラマ内でのカップル成立の多いドラマだったのですが、海老名美どりと峰竜太はこのドラマと、おはよう!こどもショーでの共演が縁でドラマ外で現実に結婚するに至ったんですよ。主演級俳優が多く出演しているため、エピソードごとに中心になる俳優が入れ代わりました。一話完結は少なく、ひとつの出来事を数話にかけて描き、自然に次のエピソードに繋がっていくスタイルが特長のドラマでした。

銀座の三ツ星レストラン

『銀座わが町』

銀座の老舗の天ぷら屋「江戸春」とレストラン「ぎんざ亭」はなぜか代々犬猿の仲で。そんな両家に関わる人々の人間模様や騒動を明るくコミカルなタッチで描いたホームドラマの決定版です。

あらすじ

『銀座わが町』のラストは、江戸春の支店廻りをしていた中村玉緒が、ぎんざ亭に入ってしまい、「間違えてしもたわ」と照れ笑いするシーンです。最終話では先代主人同士の宇野重吉と北林谷栄も若い頃は恋愛関係にあったことが明らかになります。二人は若い頃、駆け落ちしようとしましたが、待ち合わせの場所にお互いが来なかった、と言い合っているところへ銀座の商店会の長老(志村喬)が割って入り、二人がともに同じ名前の全然別のだんご屋で待っていたことが判明し、誤解がとけて両家は和解、物語も大団円となりました。

君の名は

『君の名は』

『君の名は』、脚本家・菊田一夫の代表作。1952年にラジオドラマで放送され、多大な人気を獲得したドラマです。「番組が始まる時間になると、銭湯の女湯から人が消える」といわれるほどであったそうですよ。松竹で映画化された際は、主人公のショールの巻き方が「真知子巻き」と呼ばれ、女性の間で流行しました。これは、北海道での撮影の合間、主演の岸惠子があまりの寒さにショールを肩からぐるりと一周させ、耳や頭をくるんでいたことから始まります。この姿はカメラが回っている時にも使われることになり、「真知子巻き」が誕生したのです。また、このドラマをきっかけに、ガラス越しのキスも流行しました。日本の昭和期に放送されたラジオドラマですが、映画化、テレビドラマ化、舞台化もされています。

あらすじ

第二次大戦、東京大空襲の夜。焼夷弾が降り注ぐ中、たまたま一緒になった見知らぬ男女、氏家真知子と後宮春樹は助け合って戦火の中を逃げ惑ううちに、命辛々銀座・数寄屋橋までたどり着く。一夜が明けて二人はここでようやくお互いの無事を確認する。名を名乗らないまま、お互いに生きていたら半年後、それがだめならまた半年後にこの橋で会おうと約束し、そのまま別れる。やがて、2人は運命の渦に巻き込まれ、お互いに数寄屋橋で相手を待つも再会がかなわず、やっと会えた頃には真知子はすでに人妻となっていた。しかし、夫との生活に悩む真知子、そんな彼女を気にかける春樹、2人をめぐる人々の間で、運命はさらなる展開を迎えていく・・・。

映画

全3部。通しで上映すると6時間を超えることから、総集編(再編集版)もあります。

  • 監督: 大庭秀雄
  • 製作: 1953年 - 1954年
  • キャスト 氏家真知子:岸惠子
  • 後宮春樹:佐田啓二
  • 綾:淡島千景
  • 悠起枝:月丘夢路
  • 加瀬田修造:笠智衆
  • 浜口勝則:川喜多雄二
  • 浜口徳枝:市川春代
  • 勘次:市川小太夫
  • 信枝:望月優子
  • 梢:小林トシ子
  • あさ:野添ひとみ
  • 水沢謙吾:須賀不二男
  • 水沢奈美:淡路恵子
  • 横山:三井弘次
  • 副島渡:大坂志郎
  • ユミ:北原三枝
  • 柳永次郎他
撮影地

北海道美幌町・弟子屈町、三重県志摩市(大王町、志摩町)・長崎県雲仙温泉、新潟県佐渡市他

主題歌・挿入歌

「君の名は」に関する歌の作詞・作曲は、すべて菊田一夫・古関裕而のコンビによるものです。

  • 「君の名は」(歌:織井茂子)
  • 「黒百合の歌」(歌:織井茂子)
  • 「忘れ得ぬ人」(歌:伊藤久男)
  • 「数寄屋橋エレジー」(歌:伊藤久男)
  • 「君は遥かな」(歌:佐田啓二、織井茂子)
  • 「綾の歌」(歌:淡島千景)

孤独の賭け

『孤独の賭け』

『孤独の賭け』は、五味川純平の長編小説。また、同小説を原作とした映画、テレビドラマのタイトル。

あらすじ

舞台は戦後急速に発展を遂げていく1960年代初頭の東京で、政財界を舞台に繰り広げられる愛憎劇。洋裁店で縫い子として働く乾百子は、女二人の狭い部屋に棲み、貧しい生活を送っていた。また、店はオーナーのパトロンの事業が失敗し、200万円の負債を抱え、売りに出されようとしている。ある日、同居している女が男を連れ込むため、百子は部屋を出て、あてもなく盛り場をうろついていると、外車に轢かれそうになり、その車に乗っていた男に声をかけられる。男はこの界隈で何軒ものキャバレーやナイトクラブを経営している千種梯二郎で、この場に不釣り合いな格好をし、自分に食って掛かってきた百子に興味を持ち、自分が経営する店へ百子を案内する。そして百子もまた千種に興味を持ち始め、大胆な提案を持ちかける。それは自分の体を担保にして、千種に洋裁店の負債である200万円(1960年当時のレート)の投資を募ることであった。百子の兄の友人であった蒔田の猛反対を押し切って、二人は「賭け」に乗り出すのだが、自らの野望、周りの思惑に翻弄され、運命は狂いだしていく・・・。

登場人物

乾百子(いぬい・ももこ)

洋裁店「ボヌール」(2007年度版では「フェリーネ」)で働く縫子。年齢は22~23歳くらい。女二人の部屋に住み込み、劣悪な環境の中、貧しい生活を送っている。千種の賭けで、経営が傾いている「ボヌール」を買収することと、母と兄を死に追いやった叔父を破産させ、路頭に迷わせることを企む。行動力があり、生意気な口をきく。戦時中、外地で生まれ、日本に戻ってきたときには実父の土地を叔父にとられてします。実父の死後、叔父夫婦が自分の土地であることをいいことに冷遇し、芽が伸びたジャガイモを与えられたり、電気の元を切られたりされていた。百子の家族は耐えかねて家を飛び出し、兄は電気もまともに使えない環境の中、受験のために勉強をしたが、二度とも失敗し、自殺。兄の大学合格を夢見ていた母も自殺のショックから栄養失調と過労により亡くなった。自らは一旦家に戻るが、高校卒業後に叔父と喧嘩をし、家を飛び出す。その後はパチンコ店での仕事や、女中として働き、男達と関係を持つなどしながら、叔父家族への復讐を誓っていく・・・。

千種梯二郎(ちぐさ・ていじろう)

青年実業家。30を少し超えたくらいの年齢。水商売で立身出世を遂げたやり手で、多くのキャバレーやナイトクラブを経営している自称「キャバレーのおやじ」。外国からの観光客に目をつけ、都心に巨大な娯楽施設、果ては歓楽境を作ることを目論んでいる。しかし、周りには千種の存在を快く思わない人間も多い。幼少時代には食べるものも食べられず、どぶ川で掬って取れた小海老を1日の食糧にしていたことがあった。飴ひとつ買うにしても、店の子供につまみ出されたりといったいじめを受け、そのことがトラウマになっている。妻とはすれ違う生活を送っており、さまざまな女性と関係を持っている。また、ビジネスを行う上での借金も多く、「好きなものは借金と新しい女」と揶揄されている。

1978年版

東京12チャンネル系列で1978年11月20日から1979年1月15日まで、毎週月曜21:00の『愛のドラマシリーズ』で全9回放送されました。制作は東映。

キャスト
  • 千種梯二郎:天知茂
  • 乾百子:五十嵐めぐみ
  • 乾美香:浅野温子
  • 中川京子:園まり
  • 千種寿都子:白石奈緒美
  • 東野:伊藤雄之助
  • 大垣田鶴子:三条美紀
  • 倉沢時枝:田中真理
  • 氷室:北町嘉朗
  • 信子:京春上
  • 蒔田二郎:堀之紀
  • 高木:菊地太
  • 山崎:氏家修
  • サムエル・ミヤタ:佐々木功
  • 布井:宮口二郎
  • 原知佐子
  • にしきのあきら
  • ナレーション:早野寿郎
スタッフ
  • 脚本:鴨井達比古、猪又憲吾
  • 音楽:菊池俊輔
サブタイトル
  • (1)「肉体の担保は5000万円也」(1978年11月20日)
  • (2)「犯される」(1978年11月27日)
  • (3)「欲望の夜明け」(1978年12月4日)
  • (4)「貞操の代償」(1978年12月11日)
  • (5)「女の昼と夜」(1978年12月18日)
  • (6)「私は自由な女…」(1978年12月25日)
  • (7)「裸身のファッションショー」(1979年1月1日)
  • (8)「私を脱がせて…」(1979年1月8日)
  • (9)「愛と野望の果て」(1979年1月15日)

テレビドラマ(1963年版)

NETテレビ系列で1963年10月4日から1964年3月27日まで、毎週金曜22:00から全26回放送された。制作は東映。

キャスト
  • 千種梯二郎:天知茂
  • 乾百子:小川真由美
  • 乾美香:野川由美子
  • 蒔田二郎:高城丈二
  • 千種寿都子:星美智子
  • 大垣田鶴子:三条美紀
  • 信子:八木昌子
  • 洋裁店「ボヌール」のマスター:十朱久雄
  • 洋裁店「ボヌール」のマダム:関弘子
  • 氷室:渡辺文雄
  • 倉沢時枝:高倉みゆき
  • ボヌールの店員:佐久間しのぶ
  • クラブの歌手:中原美紗緒

スタッフ

  • 企画:片岡政義
  • 監督:渡邊祐介、鈴木敏郎、伊賀山正光
  • 脚本:今村文人
  • 音楽:伊部晴美
  • ナレーション:芥川隆行

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